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企業分割
〜持株会社制を活用した連結組織〜
欧米では、既に会社分割法制が整備されており、企業再編のための活用されてきた。日本でも、2000年の商法改正により導入された「企業分割制度」が、企業再編の切り札として期待されている。

企業分割は、企業経営のあり方を変えるために有効な手段である。なぜなら、各事業に法人格を持たせることにより、事業間のもたれあいを解消できるからである。持株会社を自社の戦略オプションとしてとらえ、課題解決に向けてどう活用できるかを、真剣に考える時を迎えている。

しかし、活用法を誤れば企業グループの求心力を損なうなどの懸念もある。企業グループの形態をどう見直すか、経営トップのビジョンが問われる。
通読時間
I. 要約編 --- 約60 分 II. 付属編 --- 約 10 分
収集情報
新聞記事情報 --- 15 件
雑誌・論文情報 --- 6 件
書籍・レポート情報 --- 3 件

I. 要約編
1.企業分割とは
  1-1. 定義
1-2. 「企業分割」と「分社化」
1-3. 企業分割の特徴
1-4. 外国の企業分割法制
2.導入の背景
  2-1. 持株会社制と企業分割のニーズ
2-2. 企業分割による事業再編への期待
3.企業分割の内容
  3-1. 「新設分割」の内容と手続
3-2. 「吸収分割」の内容と手続
3-3. 企業分割の会計と税務
4.企業分割の具体的な事例
  4-1. 海外の事例
4-2. 国内の事例
5.課題と展望
  5-1. 企業分割に伴う労働問題
5-2. グループ経営の課題
5-3. 21世紀における組織展望
   
II. 付属編
1.関連用語集
2.分権型組織の形態による特徴