
- 時価会計
〜経営戦略の視点から見た会計ビッグバン〜 - 2000年3月期から「新会計基準」の導入が始まった。新会計はビジネスマンの収入や生活まで左右する。そして、企業に最も大きな変革をもたらすのが、"会社の本当の値段"を明らかにするといわれる『時価会計』である。
時価会計とは、会社が持つ資産・負債を期末時点の時価で評価する会計のこと。従来の根本原則、資産・負債は取得原価で評価するというルールを根底から覆すもので、「会計ビッグバン」といわれる所以がここにある。
本レポートでは、その仕組みから各社の対応例まで、時価会計の基本と現状を理解するための基礎資料を整理した。しかし、手法上の枝葉末節にとらわれるのは賢明ではない。企業会計の開示と、信頼性の回復が時価会計本来の目的なのである。
通読時間 | |
I. 要約編 --- 約75 分 | II. 付属編 --- 約 10 分 |
収集情報 | |
新聞記事情報 --- 21 件 雑誌・論文情報 --- 15 件 書籍・レポート情報 --- 2 件 |
I. 要約編 | |
1.時価会計とは | |
1-1. 定義 1-2. 時価会計の特徴と企業経営に与える影響 |
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2.導入の背景 | |
2-1. 会計ビッグバンの始動 2-2. 国際的会計基準設定への各国の動き 2-3. グローバル・スタンダードの作成と導入 |
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3.時価会計の内容 | |
3-1. 税効果会計との関連 3-2. 金融商品の時価評価 3-3. 不動産の時価評価 3-4. 連結財務諸表の時価評価 3-5. 退職給付会計との関連 |
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4.各社の対応事例 | |
4-1. 税効果会計への各社の対応 4-2. 有価証券などの金融商品時価評価への各社の対応 4-3. 不動産の時価評価への各社の対応 4-4. 連結財務諸表時価評価への各社の対応 4-5. 退職給付会計への各社の対応 |
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5.課題と経営改革 | |
5-1. 時価会計の問題点 5-2. 導入への留意事項 5-3. 時価会計によって変わる日本的経営 |
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II. 付属編 | |
1.関連用語集 2.連結・非連結判定フローチャート |