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IR (Invester Relations)
〜企業価値向上を目指す"語る経営"への第一歩〜

日本インベスター・リレーションズ協議会が本年4月に行ったアンケート調査結果が指し示すとおり、約4割の株式公開企業が IR 専任組織を持ち IR 活動を開始している。しかしその質となるとなお大きな改善の余地があるように思われる。利益さえ上げていれば市場は評価してくれるといった"沈黙の経営"から、情報開示を戦略的な行い積極的な企業価値を高めていく"語る経営"へ、新たな経営環境からの要請に適応・転換していくために IR はひとつの大きな役割を担っている。

IR を行っていく上で、積極性・継続性・公平性・適時性の4要素を貫徹し株主満足度を創造することはもちろんであるが、その背後には企業と投資家との間の強固な信頼と尊敬が必要である。このように経営トップは、透明度の高い市場を構築していくという社会的責務を深く理解していることが肝要である。
通読時間
I. 要約編 --- 約75 分 II. 付属編 --- 約 10 分
収集情報
新聞記事情報 --- 71 件
雑誌・論文情報 --- 11 件
書籍・レポート情報 --- 4 件

I. 要約編
1.IR (Invester Relations) とは
  1-1. 定義
1-2. 制度的ディスクロージャーと IR との違い
2.IR 導入の要請背景
  2-1. わが国における IR 活動の高まり
2-2. IR が必要とされる3つの理由
2-3. IR 活動の歴史的経緯−日米比較
3.IR 活動の実際
  3-1. IR 活動の目的
3-2. IR 活動の具体的な流れ
3-3. IR 活動の循環プロセス
3-4. IR 活動の効果測定法
3-5. コーポレート・ガバナンスと IR
3-6. 欧米企業の IR 費用の実態
3-7. IR 活動に対する具体的提言
4.IR の導入事例
  4-1. わが国の IR 活動の実態
4-2. ソニーの IR 活動
5.今後の課題と展望
  5-1. IR を成功に導くためのポイント
5-2. 今後の展望
   
II. 付属編
1.関連用語集
2.わが国における企業の情報開示評価制度
3.IR が主たる責任を持つ業務