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Monthly Greetings

●2012年8月のひとこと

暑中お見舞い申し上げます。
ロンドンオリンピックも7月27日に開幕し、宴たけなわといったところでしょうか。
オリンピックでは各競技の種目について、日本選手のランクやメダルが大きな話題となっておりますが、
先日、日本経済新聞社が発表した2011年の「主要製品・サービス調査」によれば、調査対象
50品目の中で日本企業が世界シェア首位となったのは以下の9品目とのこと。カッコ内は首位企業。
   ※ 日本経済新聞2012年7月29日
      日経産業新聞2012年7月30日

 1.産業車両(豊田自動織機)
 2.多関節ロボット(ファナック)
 3.数値制御装置(ファナック)
 4.自動車輸送台数(日本郵船)
 5.ビデオカメラ(ソニー)
 6.デジタルカメラ(キヤノン)
 7.ゲーム機(任天堂)
 8.白色LED(白亜化学工業)
 9.リチウムイオン電池(パナソニック)

ちなみに、上記の50品目について、国別首位品目のランキングは、以下の通り。
 1位:米国 19品目
 2位:日本  9品目
 3位:韓国  8品目
 4位:中国  6品目

そして日本は前年度の11品目から2品目減らし地盤沈下が目立っている一方で、造船、家庭用エアコン、冷蔵庫、洗濯機、タバコ、太陽電池の6品目で首位となった中国の存在はますます大きくなってきていると報じています。
50品目の選択基準などが分からないので、日本企業のシェアが一概に下降傾向にあると結論付けられないように思われます。
iPadなどタブレット製品を構成している部品の日本製シェアが意外と高く、海外製品を支えているという
ことも事実です。

何れにせよ、かつて自動車や家電を中心に日本製品が世界を席巻した時代から、新興国製品の台頭が見逃せない時代になってきていることも間違いなさそうです。
テレビでオリンピック競技を見ていて、これまで日本のお家芸であった柔道もビジネス界同様ますますグローバル化の大きな波に晒されてきている、と思ってしまうのは穿った見方でしょうか。

●事業活動のご連絡

私が勤務する大学では7月末で前学期を終了しました。
まだ成績評価などの業務を残していますが、ようやく夏休みモードに入りつつあります。
この夏休み期間に関係先企業から依頼されている研修は、グローバル人材育成、経営幹部養成、新事業探索・推進など、幅広いテーマとなっております。
どの研修も、教科書的なものではなく、むしろ現場で起こりうるケーススタディやワークショップを取り入れ、ディスカッション中心の実践的研修としております。
大学の授業では、最新の新聞・雑誌記事やテレビのビジネス番組を紹介しながら、基本理論を学びやすいよう、工夫していますが、社会人対象の研修では理論編を最小限にして、現場応用編に力点を置いた内容に仕上げています。是非、一度お試しください。

以上、2012年8月のMonthly Greetingsでした。

弊社ビット89では、皆さまの社外「経営企画室」として、
ビジネスに直結した
●「量り売り方式のリサーチ」
●「即戦力となるセミナー研修」
●「コーチング スタイルのコンサルティング」
を行っております。
出前スタイルのセミナー研修も喜んでお受けいたしますので、
どうぞいつでもお気軽に声をかけてみてください。