
●2012年4月のひとこと
新年度スタートの4月を迎えました。
企業では入社式が、大学では入学式が行われ、新しく組織に加わる新入社員、新入生は、新生活に胸をときめかせているのではないでしょうか。また彼らを迎える先輩や組織も、新人の若さ溢れるエネルギーや発想などにも期待しています。
組織活性化の大きな推進力のひとつに、この“新陳代謝”が挙げられます。
そして来年(2013年)春入社予定の新卒採用者に対しての選考活動もこの4月に解禁され、面接などが本格的に始まります。
昨今は就職氷河期などとも言われ、学生にとって就職難が続いていますが、一方で折角入社しても早期に退職してしまう若者が増えているのも現実です。
この早期退職理由は以下の通りです。(対象:25〜29歳)
1位:精神的にきつい仕事だから ・・・・・31.%
2位:肉体的にきつい仕事だから ・・・・・25.2%
3位:職場の人間関係への不満 ・・・・・21.%
4位:仕事を通して成長感を実感できなかったから
・・・・・・19.3%
5位:勤務条件(勤務時間、休日数、勤務地など)への不満
・・・・・・18.5%
5位:会社の将来性や方向性への不安・・18.5%
[資料:リクルートワークス研究所「ワーキング・パーソン調査2010」より]
このことから、精神的・肉体的に脆い“軟弱な若者”が増えて来ているという見方もありますが、一概にそうとも言えないほど粘り強い若者もかなりいます。
やはり仕事に“やりがい”を見出した若者は耐えていく力やガマンする力も持ち合わせているように思います。
先日、「プライムニュース」(BSフジTV)というテレビ番組を見ていたら、この「若者の早期退職現象」をテーマに取り上げていました。入社後3年以内に退職する割合が、中学卒の場合7割、高校卒の場合5割、そして大学卒の場合が3割で、これを「753現象」と呼び、今後の日本の労働力不足と併せて懸念されていますが、番組の最後に紹介された「それでもどこかの国の首相の平均在任期間よりも長い!」という番組視聴者からのコメントには思わず笑えました。
(笑えるような内容ではありませんが…)
●事業活動のご連絡
先月末に、中国の合弁会社の董事会への出席も兼ねて、瀋陽、洛陽、北京等を訪問してきました。
日系の大手家電量販店の出店状況なども視察してきましたが、陳列方法が日本の店舗とは異なっていたことや、現地の購買力に対してさほど安さを感じられない価格であるせいかあまり買い物客が入っていないことに驚きました。
また北京の空が晴れであるにも関わらず曇っているのに、改めて環境悪化の実態を感じることができました。
以上、2012年4月のMonthly Greetingsでした。
弊社ビット89では、皆さまの社外「経営企画室」として、
ビジネスに直結した
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どうぞいつでもお気軽に声をかけてみてください。