
●2012年2月のひとこと
日本列島は寒波に襲われ、例年になく寒い毎日が続き、北陸や東北地方など各地でも被害が出ていますが、みなさんのほうは大丈夫でしょうか。
さて、2012年も2月に入りました。今年は4年に一度の「閏(うるう)年」となり、今月は1日多く29日まであります。さらに今年は、「うるう秒」があり、7月1日は1秒多くなるということをご存知ですか?
実は1958年から国際標準時として精密な「原子時計」を使い始めていますが、地球の自転に基づく「天文時」との間にズレが生じるようになったため、1972年から数年に一度、1秒を足して、誤差の調整をしているとのこと。
ところがコンピュータ社会のなかで人為的に秒を加えると電子機器が誤作動を起こす恐れがあるとして、日本、米国、フランスなどはこの「うるう秒」制度に廃止論を唱えています。
ちなみに、カーナビなどに使われているGPS(全地球測位システム)は、原子時計を使っています。
先月の19日、スイスのジュネーブで開かれた国連の専門機関である国際電気通信連合(ITU)の無線通信総会ではこの「うるう秒」廃止の提案採決が見送られ、当面、存続することになりました。
いずれにしても時間に追われている現代社会ですが、1日と1秒長い1年のありがたみをどのくらい感じられるでしょうか?
●事業活動のご連絡
先月は勤務先大学が大学入試センターの試験会場であるため、この試験監督官を務めました。
気仙沼市の試験会場で英語のリスニング用機材が届かなかったなど、トラブルが発生し、多くの受験生に影響が出たことはご存知かと思いますが、やはり大学試験関係者の緊張感不足に原因があるように感じます。確かに、何も問題が起きないよう、試験実施サイドの関係者はかなりの神経を使っていることも経験上、よく分かりますが、この試験まで必死に勉強してきた学生のことを考えれば、目いっぱい対応してあげる思いやりは必要ではないでしょうか。
もう40年以上も前のことになりますが、私が大学入試を受けた時のことを思い出します。東大入試が中止となるほど激しい学生運動によって、入試の直前に試験会場がいくつかの予備校に振り分けられ、私の受験番号の予備校では暖房も使えない教室でぶるぶる震えながら受験しましたが、3年間勉強してきた者に対して、随分ヒドイ仕打ちではないかと憤りを覚えました。
その日の東京は雪になるほどの寒さだったのです・・・。
さて、今年のセンター試験での体験談に戻しましょう。
試験開始と終了の時刻については1秒の誤差もないように全教室、全教員・職員が時刻合わせをするなどして実施しましたが、このとき「今月のひとこと」でも触れた「1秒の重要さ」を感じ取ることができたように思います。
「注意一秒、ケガ一生」、寒い冬で凍結した道路など、どうぞご注意ください。
以上、2012年2月のMonthly Greetingsでした。
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