●2008年11月のひとこと
11月に入り、早くもクリスマスソングが聞かれるなど、年末ムードが 漂う時節を迎えました。
今月の話題は、何と言っても11月4日の米国大統領選挙の行方では ないでしょうか。
民主党のオバマ候補と共和党のマケイン候補、 どちらが政権を握るかで米国だけでなく、世界の舵取りも大きく 左右されるだけに、選挙結果だけでなくその後の動向に対しても、 われわれ日本人はしっかり注目していく必要があります。
さらに、注目したいのは11月15日開催の通称“金融サミット”です。 ご存知のように、目下世界中が金融危機の津波に襲われつつあり、 その安定化策を話し合う主要国と途上国の20カ国が、金融危機の震源地である米国のワシントン地域に集結し開催される、 緊急サミット(首脳会議)です。
報道によると、「金融機関の救済策のほか、途上国にも本格的に波及し始めた 経済危機への対策の進展状況を点検し、金融危機の再発防止に向けた基本原則を 打ち出す」とのこと。
人類の叡知を結集し、早期に安定化策を打ち出し、 具現化されるよう、期待したいものです。
●事業活動のご連絡
◇第28回「プラネット・セミナー」のご報告
先月29日(水)、東京国際フォーラムにて弊社主催「プラネット・セミナー」 を開催しました。昨今の金融危機や不況対応策等で何かとお忙しい中、 多くのみなさんにご参加いただきましたこと、あらためてお礼申し上げます。
今回は、「グローバル化時代に求められる企業戦略と経営者像」を メインテーマに掲げ、米国一極時代からポスト米国の多極化時代に向けて、 日本の国家戦略、企業戦略、そして個人の戦略的取り組みなどについて、 議論を試みました。
Part1では、導入講演として私(吉田)より産業界を取り巻く現況の メカニズム、米国発の金融不安の概況とグローバル環境の構図変化、 転換期におけるグローバル企業戦略の見直しと、新しい経営者像などを お話しさせていただきました。
Part2の鈴木典比古氏(国際基督教大学、学長)による基調講演では、 「グローバルビジネス構造の進化と企業文化のダイナミズム」という演題で、 グローバル化とはどういうことかを、一国の政府、企業、家庭を基軸とした国際間取引構造の概念図から解説していただきました。
経済パワーと政治的軍事パワーというヘゲモニー(覇権)勢力図の中での 日本の立ち位置、日本企業と米国企業の典型的な組織構造の特性、 個人のメンタリティ、GIIS(=Global Instant Interactive Satisfaction) という新しいマーケティングスタイルの考え、グローバルビジネスの展開に おける日本的マネジメントスタイルの問題点、さらに日本人と米国人の “公”と“私”の心理的スペースの違いによる異文化コミュニケーションの構造的特性など、多岐にわたって、グローバル化への問題点と解決策を ご提示していただきました。
大変示唆に富んだ、またユニークな視点に、日本がグローバル化しづらい本質も 見えてきたように思われます。
なかでも、一度入ったら出られない(出ても一方的)コンクリート式の日本型組織と、出入り自由な浸透膜(カートリッジ)式の米国組織といった 比喩は、多くの受講者の方が頷かれる内容でした。
そして締めくくりとして、目標は、Envy(羨望)によるものではなく、 Desire(願望)によるものでなくてはならず、そのためにはSelf Esteem (自尊心)を確立することが重要とのご指摘をいただいたのが 大変印象的でした。
Part3では、質疑応答を中心に、鈴木先生の深い思想にも触れさせて いただきました。
本セミナーを通じて、日本の企業や個人が、パラダイム転換後のグローバル化に変化適応していくためのヒントを見出していただけましたら幸いです。
次回(来年)はさらに趣向を凝らした役に立つセミナーを企画したいと 思いますので、多くのみなさんのご参加をお待ちしております。
以上、2008年11月のMonthly Greetingsでした。
弊社ビット89では、皆さまの社外「経営企画室」として、
ビジネスに直結した
●「量り売り方式のリサーチ」
●「即戦力となるセミナー研修」
●「コーチング スタイルのコンサルティング」
を行っております。
出前スタイルのセミナー研修も喜んでお受けいたしますので、
どうぞいつでもお気軽に声をかけてみてください。
