●2008年6月のひとこと
梅雨とともに初夏という季語が使われる6月を迎えました。
雨の日に屋外に出るのは、カバンなどをもちながら傘をささなければ ならずうっとうしさを感じますが、傘の要らない地下街や地下駅を歩く のもスペースが狭く圧迫感を感じたりします。 このような地下街・地下駅のイメージを払拭してくれるのが、 今月14日にお目見えする新渋谷駅で、地下鉄副都心線の開業に向け、 誕生します。
「地宙船(地中の宇宙船)」と呼ばれるこの新渋谷駅は、 建築家の安藤忠雄氏がデザインしたもので、吹き抜け3階構造の ラグビーボール型(長さ約80m、幅24m)巨大空間です。 この新駅では、ユニークなデザインだけでなく、「放射冷房」 と呼ばれる自然換気システムが導入されるなど、環境配慮型の駅とも いえそうです。
東京急行鉄道(東急)では、2012年にこの副都心線と東横線を 結び、相互乗り入れを始めるようですが、同時に国内最大規模の ミュージカル専用劇場がこのビルに入るなど、渋谷駅も大きく変身して いきそうです。先鋭的な新駅と「ハチ公」の銅像は、何か時代の移り変わりを感じさせてくれそうです。
●事業活動のご連絡
◇第27回「プラネット・セミナー」の報告
先月の26日(月)、春季「プラネット・セミナー」を開催しました。
今回のセミナーでは「ワークライフバランス重視時代の組織力強化とES(従業員満足)」をメインテーマに掲げ、私(吉田) の講演とビデオ視聴をネタに、参加者全員による活発なディスカッションが 展開されました。 経営サイドから捉えた「ワークライフバランス(WLB)」→「残業減少」 →「業績低下」という経営課題が提示されたり、従業員サイドから 捉えたメンタルヘルスあるいはストレスマネジメントなどの重要性も 取り上げられました。 組織風土や企業文化、さらにアドラーやカウフマンの心理学が 飛び出すなど、短い時間内でしたが、参加者のご協力によって、 本質的な議論をすることができました。
◇中国出張報告
先月の27日(火)より今月の1日(日)まで、中国へ出張し、 合弁シンクタンクの「遼寧中旭智業有限公司」がある瀋陽のほか、 北京、天津を訪問してきました。 中国は半年で一変すると言われたりしますが、毎回出張する度に、 躍動している中国を感じさせられます。
各都市間は、今回、中国版新幹線「和諧(調和という意味)号」と いう高速鉄道(CRH=China Railway Highspeed)を利用して 移動しました。時速約200kmで走行する高速車両「和諧号」は、 中国“純国産”とのことですが、外観だけでなく、車内の作りも、 日本の新幹線そのままといった感じでした。 調べてみると、この高速鉄道は日本、フランス、ドイツの企業からの 技術移転によるもので、東北新幹線「はやて」E2−1000型を ベースに中国向けに設計変更した車両(CRH2)が最も成功して いるとのこと(日本は、川崎重工など6社で構成された連合体制で受注)。日本の新幹線技術が応用されたCRH2の実績は、今後の量産化に向け、大きなビジネスチャンスにつながるのではと、 期待されています。
さて、今回の中国出張では、今年3月、瀋陽にオープンしたばかりの伊勢丹と、数年前、天津にオープンした同デパートを訪問し、 両店舗の比較などもすることができました。現地、店長さんからの話によると、直近1〜2年の天津の発展振りは目を見張るものが あるとのことでしたが、若い女性のファッション感覚が洗練されたものになってきていることもうかがえました。
また、四川の地震被害に対する救済活動として、連日テレビで 特別番組が放映されたり、空港などの公共の場所で義捐金・寄付金の キャンペーン看板が掲示されており、北京オリンピックを直前に 控え、国を挙げて多方面での取り組みがされていたのが印象的でした。
以上、2008年6月のMonthly Greetingsでした。
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